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GMTはNFTゲームの「STEPN(ステップン)」で運用可能なガバナンストークンです。
STEPNはこれまでのNFTゲームと異なり、歩いたり走ったりすることで仮想通貨を稼げます。STEPNが提案した「健康 × 仮想通貨」という新しい概念が話題を呼び、2022年5月にはアクティブユーザーが約70万人に達しています。
この記事では、STEPNで利用する仮想通貨GMTが「どのような仮想通貨なのか」「将来性はあるのか」を解説します。GMTがどのような仮想通貨なのかを理解し、最も賢い購入方法で取引を始めたい方におすすめです。
仮想通貨GMTとは?
GMT(Green Metaverse Token)とは、NFTゲーム「STEPN」で運用できるガバナンストークンです。
STEPNはNFT化された靴を購入し現実世界を移動することで仮想通貨を稼げる「Move to Earn」という新しいジャンルを開拓したNFTゲームです。
プレイすることで仮想通貨を稼げるNFTゲームはこれまでにもありましたが、物理的に歩いたり走ったりする要素が組み込まれたものはありませんでした。
2021年12月のリリース以降、健康を改善しながら仮想通貨を稼げるゲームとして注目されています。
このSTEPN内で流通する仮想通貨がGMTです。
ティッカーシンボル | GMT |
---|---|
1GMTあたりのJPY | 38.28円(2024年2月13日時点) |
総合発行枚数 | 6億枚 |
時価総額 | 68,430,000,000(2024年2月13日時点) |
公式サイト | https://stepn.com/ |
公式SNS | https://twitter.com/fslweb3 |
- NFTゲーム「STEPN」で流通するガバナンストークン
- 「歩くこと」で仮想通貨を稼げる「Move to Earn」を確率
- 近年の健康意識の向上を背景に利用が拡大している
仮想通貨GMTのリアルタイムチャート
GMTのリアルタイムチャートです。
2022年の4月に高騰し、翌月以降に暴落していることがわかります。
以降、ASICSとの断続的なコラボやコンテンツの拡充を行い、2023年は価格が安定しています。
2024年1月の価格水準は最高値の1/10以下ですが、2023年11月から上昇トレンドが続いています。
仮想通貨GMTの4つの特徴
仮想通貨GMT独自の特徴は主に次の4つです。
GMTの特徴を詳しく解説していきます。
靴をmint(合成)できる
GMTが流通する「STEPN」では、NFT化された靴を合成してレア度の高い靴を生成することができます。
靴の合成をmint(ミント)と呼び、「2足以上の靴」とJPY換算で約数万円相当の「GMT」が必要です。
GMTを消費する一方で高額で取引されているレアアイテムが手に入る可能性があるため、コレクションや転売を目的としてmintを行うユーザーは少なくありません。
歩くことでGMTを獲得できる
STEPNでは実際に歩いたり走ったりすることでGMTを獲得できます。現実世界と仮想通貨を連動させた、健康的に利益を狙える新しいNFTゲームとして注目を集めています。
アプリでは目標が設定されており、ユーザーが自然と継続できるような工夫が施されています。
稼げるGMTの目安は、10km歩けば約0.2〜0.4GMTです。ただし、獲得できるGMTの量は、スニーカーのレベルや歩行距離によって異なります。
ウォーキングやランニングを続けるのは簡単ではありませんが、STEPNは目標に沿って楽しみながらお金げるという明確なメリットと報酬により継続しやすく、世界中で新しい運動習慣として広がっています。
ゲーム内の靴のレベルアップに利用できる
STEPNの靴にはレベルが存在し、そのレベルを上げる際にもGMTを利用します。
靴のレベルを上げることで、ポイントを獲得できたり1日に獲得できるGST(Green Satoshi Token)の上限がアップするというメリットがあります。
GSTはSTEPN内で利用するもう一つの仮想通貨です。GMTと同様にウォーキングやランニングによって獲得でき、靴のレベル上げや合成に利用が可能です。
スニーカーのレベル上げや合成には、GMTとGSTの両方が必要になります。
仮想通貨GSTとの違いは?
GMTはガバナンストークンで、GSTはユーティリティトークンという違いがあります。
具体的な使い方の違いとして、「ブースト」があります。ブーストは、スニーカーのレベル上げにかかる時間を短縮する時に使用します。
また、GMTはSTEPN運営に参画する権利を得られますが、GSTは持っていても運営への参画はできないという違いもあります。
NFTゲーム「STEPN」の運営に参画できる
GMTを所有することで、STEPNのゲーム運営に参画できます。
GMTを持っていれば、STEPNの運営上の決定に対して発言をしたり、投票したりする権利を得られます。
単にゲームを楽しむだけでなく、運営に参加してサービスの改善に関われる点も魅力の一つです。
仮想通貨GMTの将来性は?
仮想通貨GMTの将来性について解説します。
仮想通貨GMTの価格を左右する情報を抑えて、NFTゲーム「STEPN」を始めるか、取引所で仮想通貨GMTを購入するかを判断しましょう。
大手仮想通貨取引所への上場が続いている
仮想通貨GMTは、2023年以降さまざまな取引所に上場しています。仮想通貨は有力な取引所に上場することで認知度が高まり、価格が上昇しやすい傾向にあります。
2023年3月に世界最大級の取引所・Binance(バイナンス)に初上場し、上場時の0.01USDから19倍の0.19USDまで価格が高騰しました。
GMTはOKXやBybit、Coinbaseなどの世界的な取引所にも上場を果たしており、今後も取り扱いが更に拡大すると見られています。
大企業とのコラボを行っている
「STEPN」は大企業とのコラボを積極的に行っており、2022年4月には大手スポーツメーカー・ASICSとの限定モデルをリリースしています。
「歩くこと」が重要なSTEPNと陸上競技用製品を中心にシェアを誇るASICSの親和性は高く、仮想通貨に興味がなかった層への認知が拡大する結果となりました。
世界的なトレンドとなったことでGMTの価格が高騰し、同月30日の史上最高値更新に繋がっています。
その後もDJのスティーヴ・アオキや日本屈指のSFアニメシリーズ・攻殻機動隊とのコラボを展開するなど、幅広い属性の利用者にアプローチしていることが伺えます。
現在はNIKEとのコラボが噂されており、ASICS限定モデルローンチ後の高騰が再来するか注目です。
Move to Earnの競合からトップを守れるか
STEPNはMove to Earn(M2E)により「健康×仮想通貨」という新しい概念を生み出しました。「Move to Earn」を直訳すると「稼ぐために動く」という意味です。
2020年以降、コロナの蔓延によるストレスの増加や在宅ワークの普及を背景に健康への関心が世界的に高まったことが、運動で健康改善しながらお金を稼げるSTEPNの流行に繋がりました。
現在ではRUNBLOX、FitmintなどM2Eを採用した競合が数多く登場しており、STEPNにかつての優位性はなくなったと指摘する声もあります。
STEPNが大企業との連携やコラボモデルなどで適切にシェアを拡大できるかが鍵になります。
アジア圏外の利用者獲得のためスポンサードを展開
STEPNは日本・インド・中国などのアジア圏のユーザーが大半を占めています。
2021年9月には、当時アジア圏最大級の流行地であった中国の仮想通貨規制の施行により中国全土での仮想通貨取引が禁じられたことを受け、今後はアジア圏外の国への進出が課題と目されています。
STEPN運営は2022年にスペインのサッカーチーム「アトレティコ・マドリード」とのコラボするなどアジア圏外での認知拡大施策に着手しており、今後も世界的なプロモーション展開が予想されます。
仮想通貨GMTを購入できる取引所
GMTを購入できる取引所として次の2つがあります。
ただし、CoincheckでGMTの直接購入はできません。Coincheckでは、GMTの購入に必要な仮想通貨が購入できます。
それぞれの取引所について詳しく解説します。
【海外】Bybit(バイビット)
Bybitは大手の取引所で、取り扱っている銘柄も非常に多いです。
GMTだけでなく、他の仮想通貨の運用も検討しているなら、開設しておくと便利な取引所です。
日本語に対応しており、操作も非常に簡単なため利用しやすくなっています。
ただし、Bybitに限らず海外の取引所は日本からアクセスが急にできなくなる可能性があることだけ注意しましょう。
今回は利用しやすいという点でBybitを紹介しましたが、他にも「Binance(バイナンス)」「KuCoin(クーコイン)」「MEXC(エムイーエックスシー)」でもGMTは購入可能です。
【国内】Coincheck(コインチェック)
Coincheckは有名な国内取引所で、数多くの銘柄を取り扱っています。
GMTは日本円では直接購入できないので、GMTを購入できる仮想通貨が必要です。
GMTと交換可能な仮想通貨を購入できる国内取引所の1つがCoincheckです。
Coincheckは手数料無料で購入できる仮想通貨が豊富にあるため、利用しやすい取引所となっています。
仮想通貨GMT購入までの4つの手順
GMTを購入できる取引所はいくつかありますが、今回はCoincheckとBybitを利用してGMTを購入する場合の手順を紹介します。
Coincheckの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
Step1:国内取引所で口座を開設する
まずは、国内取引所で口座を開設しましょう。
Coincheckはアプリをダウンロードし、本人確認をすれば簡単に口座開設できます。
Coincheckの本人確認には、以下の書類のうちいずれか1つが必要になります。
- 運転免許証
- 個人番号カード
- パスポート
- 在留カード
Step2:国内取引所に入金する
本人確認を終え、口座の開設が完了すれば国内取引所に入金しましょう。
Coincheckで可能な入金方法は以下の3つです。
- 銀行口座入金
- コンビニ入金
- クイック入金
クイック入金とは、インターネットバンキングを使用した入金方法で、土日祝を含め24時間リアルタイムで即時反映できる入金方法です。
Step3:国内取引所でビットコインを購入する
Coincheckに日本円を入金したら、BTC(ビットコイン)を購入します。
最終的には、GMTはUSDT(テザー)と交換します。購入したBTCでUSDTを購入し、GMTと交換するという流れです。
そのため、USDTと交換できる仮想通貨であればBTCでなくても構いません。USDTと交換できる仮想通貨は、BTC以外に「ETH(イーサリアム)」「XRP(リップル)」があります。
Step4:ビットコインを海外取引所に送金する
CoincheckでBTCを購入できたら、次は海外取引所に送金しましょう。
Bybitに送金する場合の手順は以下の通りです。
- Step1:Bybitで入金アドレスを入力する
- Step2:CoincheckからBybitへビットコインを送金する
- Step3:Bybitで入金されたことを確認する
Step5:送金したBTCでGMTを購入する
ここまで来たらいよいよGMTの購入です。
まずは、Bybitへ送ったBTCをUSDTに交換します。
Bybitで自身のアカウントにログインできたら、画面上の検索窓に「BTC」と入力し、「BTC/USDT」を選択します。
BTCを売ってUSDTを購入するので、「売り」を選択します。そして、注文方法は最も簡単なトレード方法である「成行」を選択します。
次に、数量を入力します。どのくらいのBTCをUSDTに変換するかを決めましょう。数量を入力したら、「BTCを売り」をクリックします。
画面が切り替わったら、「BTCを売り」をクリックします。これで、BTCからUSDTへの変更が完了です。
続いて、交換したUSDTでGMTを購入します。Bybitのトップページに戻り、同じように検索窓に「GMT」と入力します。そして、「GMT/USDT」を選択します。
今回はUSDTでGMTを購入するので「買い」を選択します。注文方法は同じく「成行」を選択します。次に数量を入力して、どのくらいのUSDTをGMTに変換するか決めましょう。
数量を入力したら「GMTを買い」をクリックします。
最後に「GMTを買う」をクリックすれば、GMTの購入が完了します。
仮想通貨GMTについてよくある質問
仮想通貨GMTを購入する際によくある質問を紹介します。
仮想通貨GMTの最高値はいくら?
仮想通貨GMTの最高値は、2022年4月7日に記録された4.11ドルです。
今後ユーザーが増えれば、最高値を更新する見込みがあります。
仮想通貨GMTはBTC(ビットコイン)に変換できる?
仮想通貨GMTは、BTC(ビットコイン)を含む他の仮想通貨とペアになっている場合、直接BTCに変換可能です。
ただし、GMT/BNBのようにBTCを含まないペアの場合、BTCに変換するにはBNBをBTCに変換する必要があります。
仮想通貨GMTのまとめ
仮想通貨GMTの特徴や購入方法を解説しました。
GMTは「Move to Earn」という新しい概念を作ったNFTゲーム「STEPN」で運用できる仮想通貨です。
STEPNは、ASICSなどの大手企業とのコラボを積極的に行っており、認知の拡大を図っています。その甲斐もあってか、2023年からさまざまな取引所に上場しています。
GMTは国内の取引所で購入ができないため、GMTに交換可能な仮想通貨を購入する必要があります。
健康に対する関心が一過性のものではなく、コロナ収束後も人々の価値観に大きな影響を及ぼすと予想される中、健康と仮想通貨という切り口には大きな可能性があります。
STEPNのプロジェクトによるGMTの価格変動に注目です。