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【キャッシュフロー経営】

2016.6.16

損益計算書では利益が出ているのに手元にお金が残らない。。。と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは損益計算書の利益が、実際に手元に残る現金の額と異なることが原因になります。

ではなぜ決算書上の利益と手元の現金が異なるのか確認していきます。

 

売上から経費等を引いたものが利益であり、そこからさまざまな控除を行い最終的に算出されるのが課税所得です。

この課税所得から税金が計算され、税金等の支払を行います。

しかし利益がそのまま現金として残るわけではありません。

 

ここで重要になるのが「損益計算書とお金の流れのズレ」になります。

 

・社会保険診療報酬

社会保険診療報酬は売上高を計上した時点で全額が現金で入金があるわけではありません。

社会保険診療報酬の約7割が振り込まれるのは、2ヶ月後であるため、この間未収入金が生じます。

 

・固定資産の購入

現金で10万円以上の資産を購入した場合、損益計算書上で1年で全額を経費にすることができません。

 

・借入金の返済

借入金の返済は毎月支払っていても費用には計上されません。どれだけ返済をしても利益に影響はなく、

逆に言えば、返済が多額の場合は現金が手元に残りません。

 

上記のように、損益計算上の利益と実際のお金の流れにはズレが生じるのです。

この問題を解決するのがキャッシュフロー経営です。

キャッシュフロー経営とは、簡単に言うと損益計算書の利益よりも実際の現金の流れを重視する考え方です。

 

キャッシュフロー経営は、収入(キャッシュ)と支出(フロー)を、『営業活動』『投資活動』『財務活動』ごとに区分して考える

ことにより、お金がどのように増えて、どのように減ったのかを把握する手段です。

これが理解できれば 「どれだけ利益を出せばどれだけお金が残るのか」や、投資や借入に対してのお金の流れが

分かるようになります。

実際の現金の流れに着目することで、手元に残る安心・安全なキャッシュフロー経営を行うことができるのです。

キャッシュフロー経営により、冒頭で述べたような状態に陥らないよう注意して下さい。

~渋谷区千駄ヶ谷の椿公認会計士事務所・税理士事務所がご提供する歯科医向けワンストップ経営サポートHIXIA(ハイシア)~

 

Author:admin|Category:お知らせ

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