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お知らせ

【開業地の選定-開業地を選定する際の確認事項③】

2016.4.18

前回から引き続き、医院開業を成功させる最も重要な事項である開業地の選定について、開業形態の観点から見ていきます。

医院の開業形態としては以下のものが考えられます。それぞれにメリット・デメリットがありますので、先生の診療方針や投資金額等もふまえた上で検討する必要があります。

 

①土地購入による開業

◇メリット◇
・資産として土地を所有できます(担保力増)

◇デメリット◇
・初期投資の増加
・取得価額は事業所得上、経費計上不可
・取得にかかる支払が発生(登記、不動産取得税、固定資産税)

 

②普通借地での開業(契約期間30年以上)

借地契約で、原則更新あり。その分借地権の対価が大きくなります。

◇メリット◇
・取得に比べ初期投資が少ない
・地代が事業所得上、経費計上可能
・土地を取得する場合にのみかかる支払が不要

◇デメリット◇
・支払総額が購入した場合より多額となる場合がある
・資産として土地が残らない

 

③定期借地(一般定期借地)での開業(契約期間50年以上)

借地契約で、期間満了とともに更地返還となります。借地権の対価が普通借地より安くなります。

◇メリット◇

・取得に比べ初期投資が少ない
・地代が事業所得上、経費計上可能
・土地を取得する場合にのみかかる支払が不要

◇デメリット◇
・支払総額が購入した場合より多額となる場合がある
・資産として土地が残らない

 

④定期借地(事業用定期借地権)での開業(契約期間10年以上50年未満)

借地契約で、期間満了とともに更地返還となります。借地権の対価が普通借地より安くなりますが、住居系建築は不可となります。

◇メリット◇
・取得に比べ初期投資が少ない
・地代が事業所得上、経費計上可能
・土地を取得する場合にのみかかる支払が不要

◇デメリット◇
・支払総額が購入した場合より多額となる場合がある
・資産として土地が残らない

【開業地の選定-開業地を選定する際の確認事項④】に続きます。

Author:admin|Category:お知らせ

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