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お知らせ

【開業地の選定-開業地を選定する際の確認事項②】

2016.4.14

医院開業を成功させる最も重要な事項として、良い開業地を選定することが挙げられるため、

開業を検討する際は下記に注意しましょう。

① 患者動線をみる

患者動線の流れの強い場所=来院患者数が多い「良い立地」となり得ます。

もちろん、開業した医院自体が新たな患者動線を生み出すことがありますが、

やはり開業当初は既存の患者動線に集客を頼ることが患者獲得の近道であります。

 

Ⅰ.人や自転車の動線

人、自転車の場合は通行量が多いかどうか(生活動線となっているか)で判断します。

特に地域のホームドクター(かかりつけ医)をめざす先生にとっては、

徒歩あるいは自転車での通院患者の割合は高くなるため非常に重要なポイントとなります。

 

Ⅱ.自動車の動線

自動車道線の場合は通行量が多いだけで判断はできません。

たとえば車線の多い国道や県道沿いでは単なる輸送動線(通過するだけの道路)の役割しか果たしていません。

又、信号の位置(交差点のすぐ近く)や中央分離帯の有無も影響があります。

スーパーや複合施設等、人が生活圏として利用するための生活動線があるかどうかを見極めます。

 

②駐車場の確保

自動車社会である現在、地域によっては自動車の保有は「一家に1台で」はなく「一人1台」となり、

自動車で移動する機会が多くなりました。これにより、移動距離が長くなる(=診療圏が広がる)とともに、

運転者の対象拡大(=不慣れな運転者の増加)となって、都心部以外では、駐車場の確保が重要な要素と

なります。」なお、駐車場のポイントとしては、下記が想定されます。

 

・入口(出口)は間口を広く確保する
・一台一台の間隔(横だけでなく縦も)を広く確保する
・車輪止めを設置する
・駐車台数を確保する(賃貸も検討)
・建物の建て方を工夫する(1階を駐車場、2階・3階を診療所等)

 

医院周辺隣に路上駐車ができる場所があったとしても、近所の評判・印象として決してプラスにはならないため、駐車場確保の対応を考えてください。

 

③視界性

視界性の良い場所とは、「100m以上離れた地点から看板や建物が確保できる場所」といわれています。建物それ自体でも広告塔となりますし、建物で患者を呼ぶことができるのも事実です。(汚い・くらい・狭いと見える医院よりも、きれい・明るい・広いと見える医院の方が、患者が集まりやすい)又、開業当初の認知度のアップのために、看板(屋上、医院前)も大きさや色、立てる位置も工夫する必要があります。

 

④法規制と潜在リスク

外観的に良好な土地であっても、法的規制や埋設物、用途規制等、思わぬところで計画が頓挫することもあるかと思います。下記のポイントで、今一度確認いただくとよろしいかと思われます。
・地中埋設物の有無  ・農地(農振法、農地法)
・用途地域      ・計画道路
・市街化調整区域   ・上下水道
・地質、水害歴    ・接道及びセットバック、高低差 など

Author:admin|Category:お知らせ

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