歯科医向けクラウド・IT×会計ワンストップサポートHIXIA(ハイシア)のホーム > お知らせ > 【開業地の選定-開業地を選定する際の確認事項】
2016.3.14
医院開業を成功させる最も重要な事項として、良い開業地を選定することが挙げられます。一般的に、先生にとって良い開業地とは、主として下記2点になります。
・経営理念に合致した診療が可能な開業地であるかどうか
・来院患者が見込めるかどうか
以前のように「開業すれば自然と患者が来院してくる」というような開業地は現在はほぼありません。
そのため、開業を検討する際は下記に注意してみてください。
① 競争がゆるやかな地域
競争となる医院の先生の高齢化が顕著な地域、あるいは競合医院の少ない地域での開業が考えられます。しかし、「競合する医院の先生の高齢化が顕著な地域」は、後継者の有無によって状況が大きく変化します。(承継の場合、しばらく2診体制をとり、その後立替え等実施して後継者ヘ移行するケースが多く、強力な競合先となりうること、又、「競合医院の少ない地域」はいわゆる過疎地域であって、絶対患者数が不足していたり、競合医院が急に増える可能性も高くなります。
② 勤務地に近い地域
直前まで勤務していた病医院の周辺で開業すれば、これまで診ていた患者が取り込めるであろうという期待感もあり、勤務病医院の周辺で開業するといったケースもあります。
過去に勤務地周辺での開業を支援した医院をみても、行った医療の既存患者は先生のもとへ来院しており、成功をおさめています。
しかしながら、いまだに「患者の大病院思考」は強く、「〇〇先生」を信頼して来院しているのではなく、「〇〇病院」というネームバリュー、規模、)医療設備等を信頼して来院している患者も少なく無いという認識だけはしておないといけません。
他のOBが競合医院になっている場合も多々ありますので、本当に病院と連携がとれるか?を客観的に考え、開業までの機関に連携が取れる体制をとれるように働きかけをしないといけません。
③ 出身地
自身あるいは配偶者の出身地での開業を希望する先生も多くいます。これは、「地元で一旗あげたい」という感情的な理由だけでなく、親戚兄弟や同窓生等の知人といったつながりを重視し、患者獲得の期待(口コミ、評判)を持っての開業地選定となります。
ここでのポイントは先生(あるいは配偶者)の出身地への関わり度合いです。親子間で承継をする場合などは相応のメリットが考えられますが、ただ単に出身地であるというだけで、長期間疎遠になっていたりすればその効果は薄く、期待はできませんので、親戚兄弟・知人がいかに上手に広告塔の役割を果たしてもらえるかどうかが鍵となります。
④ メディカルビル、メディカルビレッジ
比較的に良い場所に位置し、かつ複数の診療科目が入居するため宣伝効果も高く、患者にとっては総合病院に近いイメージとなり集客力は高まります。
また、薬局も入居するケースが多く、開業当初より院外処方体制を整えられることで経営面あるいはリスク管理面においてメリットを享受できます。メディカルビル・メディカルモールは、建設業者や薬局、不動産業者等が主導で計画しているケースが多いため、場所の向き不向きはあまり検討されていないこと、予め決められている条件(開業時期、業者、宣伝、診察時間など含む)が多いこと、早いもの勝ち(交渉開始でなく契約)であることから、先生の決断力が問われることとなります。
また、支援をする業者としては、周囲との調整が必要であることも忘れては行けません。
Author:admin|Category:お知らせ
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