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【実地棚卸の基礎知識】

2017.3.23

医療法人等では3月末決算の法人も多いかと思います。

歯科医院の中には薬品や高価な材料などを、

在庫として有しているケースも多く、

棚卸資産の管理は重要となってきます。

そこで今回は、実地棚卸資産の基礎知識について説明します。

基礎知識1. 実地棚卸の目的と手順

実地棚卸の最大の目的は、実際の在庫数量を集計することに加え、帳簿上の在庫と実際の在庫の差異を発見し、原因を追究することです。

実地棚卸を行わず、差異を放置していれば、不正確な情報で生産・販売計画が作られ、無駄な在庫を生んだり、欠品を招いたりしかねないためです。

次に、実地棚卸の手順は一般的には以下の通りとなります。

1-1. 事前準備

カウントミスや時間のロスを防止するため、実地棚卸の実施方法や部署ごとの責任分担をどうするかについて、明確にした計画を事前に作成し、関係者に周知徹底する必要があります。

1-2.現物カウント

通常は棚卸現票と呼ばれる記入用紙を用い、在庫の品目・保管場所・数量その他の情報を正確に記入し、この情報を集計して実際の数量を把握します。

1-3.差異原因の把握と帳簿修正

回収された棚卸現票に記入された数量を、帳簿上の在庫数量とカウント数量との再分析を行います。

そして、特定された差異については帳簿上の在庫数量とカウント数量のいずれかを修正します。

以上がおおまかな実地棚卸の手順です。

基礎知識2. カウントミスしやすい場所はどこ?

実地棚卸において、カウントミスは最も避けたい一方で、最も起こりやすいミスでもあります。

以下のような状況では、カウントミスの可能性が高くなります。

  • 棚卸対象品と棚卸除外品が同じ場所に混在している
  • バックヤードにおいてある在庫

整理整頓と言ってしまえばそれまでですが、徹底して管理が行き届いている現場でもない限り、なかなか難しいものがあります。

カウントミスをしないためには、カウントのルールを決め、対策を講ずる必要があります。手当たり次第にカウントするのではなく、まず話し合ってルールを設けましょう。

 

~渋谷区千駄ヶ谷の椿公認会計士事務所・税理士事務所がご提供する歯科医向けワンストップ経営サポートHIXIA(ハイシア)~

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