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【相続税の基礎知識①】

2022.2.16

相続税は、以前は一部の人にしか縁のない税金とされていましたが、基礎控除の引き下げ等の改正により、今では多くの方に関わりのある身近な税金となりました。とはいえ相続発生時以外では関わることはなく、相続税についてあまりピンとこない方や、「いくらから課税対象なのか」「どれくらいかかるのか」気になる方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで、相続税の基礎知識として概要や計算、特例などについてご説明します。

 

相続税とは

 被相続人の所有していた財産(相続財産)を取得した際に、その総額から基礎控除を差し引いて残った金額に課される税金です。

 

基礎控除とは

 「相続財産のうち、一定の金額までは非課税=控除される」という制度です。

 「基礎控除=3000万円+(600万円×法定相続人の数)」の計算式で控除額を計算します。

 

法定相続人の数え方

 一口に法定相続人といっても、論点が多く、今回は詳細な説明は省略させていただきます。

 法定相続人とは、血族相続人と配偶者相続人のことであり、大まかに「親」「兄弟姉妹」「配偶者」「子供」です。

 前述の基礎控除額を決めるためには、まず法定相続人の数を確定させる必要があります。

 法定相続人の数を数える際には以下の点に注意が必要です。

 

 ・代襲相続が発生している

  →親より先に子供が亡くなっていて、亡くなった子供に子供がいる場合です。

   この場合、亡くなった子供に代わりその子供が法定相続人となります。

 

 ・養子がいる

  →法定相続人に含まれる養子の数に上限があります。

   実子がいる場合は1人まで、いない場合は2人までが法定相続人となります。

   また、普通養子縁組で養子に出した子供も法定相続人に含まれます。

   しかし、特別養子縁組に出した場合には法定相続人に含まれなくなりますのでご注意ください。

 

 ・相続放棄している

  →相続放棄していても法定相続人に含まれます。

 

 ・相続欠格、廃除がある

  →欠格や廃除は、放棄と異なり法定相続人に含まれないので要注意です。

 

 

 いかがでしょうか。ざっくりとした概要や計算の仕方はご理解いただけましたでしょうか。

 次回は、例を挙げながら具体的な計算方法のご説明をさせて頂きます。

 

 

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