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お知らせ

【現金管理について】

2016.7.5

現金管理は病医院経営の基本であり、経営判断を行うために重要となります。

現金管理が適正に行われ、領収書や患者様の窓口負担金の書類が整理整頓されていると、

それだけで病医院の会計や税務処理の正確さを証明することになります。

適正な現金管理は税務調査においても良い心象を与えるだけでなく、

収入の把握、組織内部の不正への牽制という意味でも大きな役割があります。

現金管理は単純作業で手間がかかりますが、とても重要な作業といえるのです。

 

現金は「窓口で扱う現金」と「院長が管理する現金」に分けて管理を行います。

その際のポイントは下記になります。

 

①窓口で扱う現金

・診療代金の入金されるレジと、経費の支払い等を行う現金を分けて管理する

・窓口で扱う現金の管理者はレセコン等の日計表に記載されている金額と

実際の領収金額に差異がないかを確認し、差異がある場合は原因を明確にする

・お釣りがある場合は間違えのないよう計算し、金種を確認する

・レジに残す現金は定額にする

患者さんの診療費の取り扱い、レセコンの入力方法等、院内で統一したルールを決めておくことで、

不正の温床になったり、患者さんとの金銭トラブルになることを防ぎましょう。

 

②院長が管理する現金

・窓口で集計された現金は、そのまま銀行口座へ預け入れる。数日分溜まったとしても、一日ずつ入金

を行う。一日分ずつ入金することで、通帳が収入の補助簿として利用でき、記帳の簡素化が図れます。

・院内の消耗品の購入や少額な支出の際に使う現金は、担当者が小口現金出納張を作成し、支払が

発生した時は、支出した金額を出納帳に記録し、帳簿残高と現金有高が一致していることを確認する。

それ以外の支出については、できる限り銀行振込による口座振替を利用し、通帳に履歴を残すようにする。

・個人医院の場合、生活費等を医院の口座から引き出している時は、事業経費と個人経費を分かりやすくするため、

毎月まとまった金額を決まった日に引き出すようにする。

 

簡単そうに見えて難しいのが現金管理です。

現金管理から正確な会計処理をスタートさせ、経営基盤のしっかりした病医院作りを行いましょう。

 

~渋谷区千駄ヶ谷の椿公認会計士事務所・税理士事務所がご提供する歯科医向けワンストップ経営サポートHIXIA(ハイシア)~

Author:admin|Category:お知らせ

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